日記5.ギデンズ/山本草二(6/24)

今朝は、一カ月ぶりに社会学専修の先輩達に会い、ギデンズ『親密性の変容』について話をした。

また日記1で触れていた山本草二『国際行政法の存立基盤』の第一部から「国際行政法の存立基盤」を読んだ。 

 

 

『親密性の変容』については、やはり一般書としての性格が強いのではないかという話が説得的だったと思う。ギデンズのモダニティ論などに興味があれば、"The Consequences of Modernity"(1990)や"Modernity and Self-Identity. Self and Society in the Late Modern Age"(1992)などの文脈から読むべきであろう。蛇足だが、romantic loveが単にバックラッシュとして現れるだけでなく、confluent loveに変形され取り込まれることで存続するという、(あの懐かしの)ALESAで自分が書いたものへの反論を、論文中に(勝手に)見出せたのは興味深かった*1また、日本での引用のされ方としては、身体論の文脈で引用されることが多いと聞いた(cf.谷本奈穂『美容整形と化粧の社会学―プラスティックな身体』)。正直、一読した限りでは印象に残らない部分なのだが、確かに現代を特徴づけるものとして摂食障害などがあるという記述もあった(「身体の再帰性」p53)。

 

 今日は文房具カフェでLWAのイベントがあった。明日はついに最終回ということもあり、そのうちブログで書きたいものだとも思う(どうしよう)。

 

疲れたので山本草二については明日書くこととする。何しろ試験勉強の片手間に読むには、骨のある文章だった…

*1:ALESAで「ジェンダーセクシャリティと映画」というテーマを与えられた私はS&TC(映画)を題材として書いた。